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完治

きょう、頭の手術を受けた横浜の病院に再々検査にいった。CTスキャンを撮り、そのモニター画像を見ながら、私の頭にドリルで穴をあけた30代後半とおもわれる執刀医はいった。「もう薬の服用も、検査の必要もありません。完治しました」

たしかにモニター画像には、頭蓋骨と脳のあいだにあった血液の影はいっさいなく、きれいなものだった。まるで宇宙にうかぶ土星のように、頭蓋骨の内側に脳がたゆたっていた。

私は悪運がつよいのであろう。今回も、まわりの人々に心配をかけ、世話になり、助けてもらった。生かされて、すみませんという気持ちである。

でも、この度はさすがに私も反省した。そして、実感した。生きるということは、かくじつに死に向かって歩をすすめることだと。咲いたものは散ってゆく。それは、この世でもっとも公平な摂理であると。

日本人がことさらに桜を愛でるのも、そんな死生観が根底にあるのではないでしょうか。